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福岡市の噛み合わせ治療専門の顎関節症クリニックです。

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非定型歯痛と噛み合わせ治療 よくあるご質問と解説・説明

方針イメージ

Q.

むし歯でないのにずっと歯が痛く、口腔外科で非定型歯痛と診断されて薬を飲みましたが痛みが消えません。噛み合わせ治療で治る可能性はありますか?

A.

 歯の痛みは主にむし歯による歯髄炎や歯根膜炎が原因で起こります。しかし、それ以外に「非定型歯痛」と呼ばれるものがあります。かつて、むし歯が蔓延していた時代には「歯の痛み=むし歯」と短絡的に考えても差し支えなかったのですが、むし歯が激減した今日、相対的に「歯が原因でない歯痛=非定型歯痛」の問題が重要視され始めました。
2001年に九州大学の招きで来日したUCLAのクラーク教授が非定型歯痛についての講演をしたときには、聴講していた歯科医は耳慣れない話に目を白黒させたものでした。その後、日本でも非定型歯痛を扱う学会である日本口腔顔面痛学会が設立されたり、歯科医向けの医学雑誌で特集されたり、徐々に認知されるようになりました


非定型歯痛の症状としては、咬むと痛い、しみる、ズキズキ痛む。
非定型歯痛と虫歯の痛みはとてもよく似ていて区別がつきません。その上にレントゲンでは何も変化が見られません。ですから、非定型歯痛で痛みが出ている歯に、たまたまレントゲンでむし歯や歯根膜炎が見つかると、むし歯や歯根膜炎として処置されることになります。


むし歯はどんなに痛くても処置を受けると劇的に痛みが引いてしまうのですが、非定型歯痛では神経を取っても、根の治療をしても痛みは止まりません。思い余って歯を抜いても痛みが更にひどくなったりします。むし歯とほとんど区別がつかない上に、むし歯の処置をすると悪化する場合がある、これが非定型歯痛のとても困った性質です。また非定型歯痛はしばしば抑うつ症状を伴い、舌痛症、筋痛、睡眠障害、過敏性大腸炎などのいわゆる顎関節症随伴症状を伴うことがあります。

年齢的には40歳以降が多く、性別では女性が非常に多く、歯科治療をきっかけに発症する場合もあると言われています。

非定型歯痛の原因として、いくつかのメカニズムが指摘されていますが、有力なものは神経障害性疼痛によるものと中枢性の疼痛でしょう。

神経障害性疼痛は外傷や慢性炎症や長期間の過剰な刺激などにより末梢神経の感受性が変化しておきると言われています。

中枢性疼痛は、中枢神経系の反応異常(中枢性感作)によるものです。中枢性感作が原因の疾患には顎関節症、筋緊張性頭痛、筋筋膜性の腰痛、五十肩などがあります。非定型歯痛の関連痛は、咀嚼筋のひとつである外側翼突筋から起きているケースが多いようです。

また、中枢性の非定型歯痛に抜髄(歯の神経をとる)、抜歯などの虫歯の処置を行うと、処置の傷跡の神経が局所感作を起こして神経障害性の疼痛を引き起こし、それが中枢神経の感作と相互に増強し合って頑固な慢性痛を作りだすことがあります。

麻酔によるブロック療法は非定型歯痛に効果があります。また、トリガーポイント参照型スプリントは装着と同時に非定型歯痛を消失させることも多く、有用な治療法です。

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