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福岡市のかみ合わせ治療専門の顎関節症クリニックです。

電話でのご予約はTEL.092-841-6480

〒841-0032 福岡市早良区小田部1-29-48

よくあるご質問と解説・説明

方針イメージ 以前、私のブログに寄せられた質問のやり取りをほぼそのまま引用します。
この方は、結局相談のみで来院はされていませんが、多くの方に考えてほしい内容なのでブログからここに転載しています。

私の医院には「体調が悪いから歯を削ってほしい」「被せ替えをして治してほしい」といった依頼がかなりあります。
その都度、「それは危険な治療法なのでしない方がいい」とご説明します。

しかし、どうしても納得いただけないことがほとんどです。
また、私が引き受けなかった後、私の知人の医院を受診して歯を削るように依頼した患者さんもいました。
その結果、症状が悪化するといったことがおきました。

このようなことを防ぐためにはどうすれば良いのか、私にはまだ良い考えが浮かびません。 ここに、あえて私の力不足だったケースを紹介するのは、何とかこのようなことを防ぎたいという思いからです。
今、見直せば、もっと説得力のある言い方ができなかったものかという後悔の念はありますが、
ぜひ、このような事も有るのだということを知っていただきたいという意図を酌んでいただければと思います。

Q.



山田先生

とある大学病院で 右の上犬歯の裏、下犬歯を削られて、
奥歯が痛くなり、顎関節痛、重度の不定愁訴になりました。
(頭痛、首、肩、背中、手の痺れ) すべて右側です。

その大学病院は科学的根拠がないと非を認めません。

その大学病院は私の住んでいる地域の中核の病院で
そこと問題を起こすと診てくれる歯科医院がなくなります。

専門家の助けが必要です。私は治療していただきたいだけです。

先生助けてください。

A1

思いもかけないことが起きてとても混乱されていることと思います。
まずは落ち着いて状況を冷静に見ることが解決への第一歩と考えます。

気持ちを落ち着けて事実関係を順を追って整理しましょう。

右の上下の犬歯を削ったこと、その後に奥歯が痛くなったこと、顎関節が痛くなったこと
頭痛、首、肩、背中の痛みが出たこと、手の痺れが出たこと、これらは間違いの無い事実です。

次の問題はこれらの症状が歯を削ったためにおきたことかどうかという問題です。
匿名さんは関係があると感じたが、大学病院は関係がない、と判断した。

この考えの食い違いに付いては、率直なところ、どう考えていますか?

Q2

匿名希望です。

まだ、先生は私を見捨てていなかったのですね。
ありがとうございます。

私は学生時代、A大学でLSIの研究をしておりました。
レベルは全く違いますが同窓ということでなんとか助けてください。

前回の投稿では書いてませんが、私は犬歯のあたりが強かったため、
マウスピースを作ってもらいに受診しました。

マウスピースの調整後すぐに、上犬歯の裏と下犬歯を削られました。

紹介してくれた医院では「天然の犬歯は他に影響が大きいから削らないほうが良い。様子見。」と言われていたので、削り始めたときは戸惑いましたが、なすがままでした。

そのマウスピースは削る前の歯型で取ったものです。

今はそれを食事時以外、常時つけています。

マウスピースを付けずに寝ると、症状がひどくなり、1日と持ちません。

先日、「せめて、マウスピースの予備を作ってください。」とお願いしましたが、断られました。

これがなくなると私は恐らく、動けなくなるでしょう。

マウスピースありとなしで筋電図を取ると犬歯と症状の関係は明らかになるとは思います。

協力してくれそうなの先生をやっとネットでたどり着いて連絡いたしました。

大学も僕も考えは同じだと思います。
加害者は行為を否定するし、被害者は肯定する。

特に加害者が大規模組織であると、被害者の協力をする方などほとんどいません。

先生のホームページを読ませていただいて、このままではいけないという考えと正義感の強さを感じ、コメントしました。

マウスピースが持つうちに先生に治療をしていただきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

多少過激な内容のため、承認は先生にお任せします。


もしかしたら、否定する人たちは本当に信じていないのかもしれません。

山田先生は、噛み合わせ不正による頭痛、筋肉の痛みを経験されたことはございますか?

A2

否定している人たちは間違いなく本気で、ありえないと思っていますよ。
そしてそれが常識なので、彼らは強気です。
関係があると主張すると「何かに取り付かれた哀れなやつ」とでも言いたそうな目で見るので、
かなり腹立たしい思いをします。
親しい先生からも親身になって心配されたことがあります。
「そんなおかしなことは止めなさい」と忠告されたこともあります。

私自身は実際に痛みを体験しているのでわかりますが、体験しないとわからないでしょうね。
特に過激というほどのこともありませんので、公開しました。

歯科の世界では大学はそれほど力を持っていません。
歯科医師会も昔のような影響力を持っていません。
匿名さんの治療を引き受ける歯科医師がいない理由は、
単に歯科医が自分には治すことができないと判断しているためと思います。

最優先すべきことは健康を取り戻すことです。
この病気を治すことは容易ではありません、まずはそのことに集中してください。

顎関節症の治療で最大の問題となる点は、
患者さんが病気の重大性を理解できないことなのです。
普通の状態では歯を削っても何も困ったことは起きません。
それが起きたということは、なんらかの異常がすでに存在していたことを意味します。
ですから、歯を元に戻しても治るわけではありません。

現在のところ何が理由で起きているかは解明されていませんので、 試行錯誤的に原因を探していく以外はありません。
大変困難な治療になります。
できることはすべてやる、治療に専念する覚悟が必要です。

まずは治療に専念してください。それが最良の道だと思います。


Q3

山田先生に犬歯の噛み合わせを戻していていただくことは出来ないでしょうか?

歯列不正は確かにございます。

しかしながら、誰もが何らかの歯列不正を抱えていると思います。

私は、噛み合わせで最も重要な犬歯を削られて発症しました。

治せる先生は山田先生しかいません。

先生に見捨てられたら、私はマウスピースが壊れたとき、痛みの中で死んでいくしかありません。

助けて下さい。お願いします。

A3

私の力の及ぶ範囲であるかどうかは、 実際に拝見させていただかないと、なんとも申し上げられませんので、
それにつきましては改めてご相談ください。

まず、治療を始める前の段階のことなのですが、
「誰でもが犬歯を削ると病気になるわけではないので、何らかの要因が別にある」
という話は歯列不正や不正咬合の話ではないのです。
一見関係がありそうなそういった問題は、実は関係が無いことが多くの研究で確かめられています。

たとえてみれば薬に対するアレルギー体質のようなイメージで、
咬合に対して過敏な人たちがいる、と私は考えています。
この点が納得できないと、症状を緩和させ病気を治すことよりも、
歯の形を変えることに執着してしまうことになります。
目的は元気になることなのに歯の形を変えることが目的になってしまうのです。
これは、本末転倒であると私は考えます。

ですから歯の形を変えることが絶対必要と信じている患者さんは、
私の治療法は納得がいかないだろうと思います。

繰り返しになりますがほとんどの方は、どの歯を削ろうとも、
たとえ犬歯であっても特に症状が出たりはしません。
症状が出るのは咬合に対する過敏がある人たちだけなのです。

Q4

私の場合、正常な顎位はマウスピースをつけることで支障がなくなる点から考えまして、決まっております。
山田先生の正式な治療法を飛ばす形で大変申し訳なく思っておりますが、
右上犬歯の形を先生にクラウンで戻していただけるだけで、完治可能と考えます。
右上犬歯の精密なクラウンを作っていただけないでしょうか?
削る前の歯型は持っております。
失礼は承知の必死のお願いです。
何卒お願いいたします。
私は右側1番差し歯で接触なし、2番欠損、犬歯は今回の削りで接触なし、4番接触なし、5番接触なし、接触は6番と7番のみなってしまっています。犬歯が前歯を支えていたのをはずされたのです。山田先生ならこの状況が非常に悪い状態だとわかってもらえると思います。
何卒ご検討をお願いいたします。

A4

まず第一の問題は削る前の歯形どおりにかぶせて治るかどうかが不明である点です。

もう一つの問題はクラウンにどの程度の精度が有ればいいかという問題です。
歯の接触に関する感覚の閾値は10μ程度です。
したがってクラウンを複製する誤差もそれ以下が必要になると予想されます。
ところが歯列模型はそのような精度はありません。
匿名さんがお持ちの歯形自体の誤差がすでに必要とされる範囲を超えています。

その状態は特に問題とはなりません。
その接触状態で補綴なしに治癒するケースは珍しくありません。


Q5

匿名希望です。
山田先生、最近わかったことですが、私の場合、右犬歯が早期接触して中心咬合位を三点接触で固定していたいたみたいです。これで、食いしばり時の横ずれを食い止めていたようです。
ですので、顎の稼動範囲が狭い(つまり過敏)を保護していたようです。
結果、元に戻すためには、右犬歯の早期接触で三点咬合が必要、つまり、右犬歯での食いしばり時のロックが必要になってきます。恐らくこれは一般的に普通の状態ではありません。しかし、私の顎の狭い稼動範囲には必要なのです。食事時は奥歯に物があるため右犬歯は接触しません。つまり、ロックは外れている状態です。睡眠時の食いしばり時にロックが必要になります。これは新説で先生に否定されるかもしれません。しかし、以前の歯型はそうゆう状態なのです。かみ合わせは人それぞれというのは先生も理解していただけると思います。このロックが外れたことは噛み締め時に顎に変な方向に強烈な力がかります。今現在顎関節が痛んでおります。奥歯も痛んでおります。
私の見解はこうなのですが、先生の意見をお聞かせください。

A5

おっしゃりたいことは解るのですが、不定愁訴や全身症状が出ているほどの顎関節症が、
一本の歯のかぶせものを替えただけ、という単純な方法で治ったという例を私は知りません。

もしかしたら匿名希望さんは、そのような簡単な処置で治ってしまう特殊例の
可能性がないわけではありませんが、
そのような危険な博打はしないほうが良いと思います。

Q6

山田先生

一度レジンで形を復元するよう盛り足していただいて、仮実験をしていただけないでしょうか?それで問題がおきれば、ハンカチを噛んででも寝て先生に取り外しに後日お願いに行きます。しかしながら、緻密なレジンの盛り足しにはそれだけで大学病院ですら無理だと思います。(平気で犬歯の裏の3分の2を削るようなところですから)もし成功すれば山田先生もそれなりの論文が書け、厚生労働省に発表すれば、より多くの患者さんを救えることになるのではないでしょうか?
私も博打ですが、先生も博打に協力していただけないでしょうか?

私は山田先生の歯のわずかな変化が顎関節の原因になるという考え方。患者の顎の動きに合わせて実体顕微鏡下でクラウンを作成するという患者本位の考え方に非常に賛同して協力をお願いしております。

通院は片道2時間半かかりますが、それはいとわない覚悟です。
よろしくお願いいたします。


A6


私は歯に手を付ける前に必ず取り外し可能な装置を使って治療します。
症状を改善するとともに、咬合にたいするその患者さん固有の反応性を確認するためです。
そのステップを行うことで安全性が増すのです。

ですから、そのステップを省略することはできないのです。

A+

山田先生と匿名希望さんのコメントを読み、投稿させていただきました。

私も匿名希望さんと同じような考え方でいたことがあるからです。

私は山田先生に治療していただき5年になる患者の一人です。

先生の治療を受け始める以前の約5年間、不定愁訴に苦しんできました。

矯正治療から不定愁訴が現れ、改善してもらいたいと訪れた歯科で歯を削られて更に悪くなり、

また別の歯科に行ってわかってもらえず、また別の歯科で更に悪化し、

一時は、寝たきりになるかも…というところまでいきました。

そんな時、山田歯科医院を知り、先生に見てもらえることになりました。


最初は、(私の場合左上奥歯を削られてから特に症状がひどくなったので)、

左の歯を高くしてもらえば症状は軽くなると思い、先生にそのことを話していました。

(とにかく早く苦しみから逃れたいと思っているので、なんとかそうしてもらえれば…!!

とずっと思っていました。)

しかし、先生の治療方法に従い、取り外し可能な装置から始める治療を受けることで、

今は健康なときの自分にほぼ近づくまでに治して頂きました。

5年間の治療の間(仕事や他の事情で通院できる日が限られ、私の場合はこれだけ時間がかかりました)、

小さな体調の波はあったものの、治療後に症状が悪化したということはありません。

それだけ慎重に治療を行われているからだと思います。

今思えば、先生のコメントにありましたように、私は咬合に対して過敏な体質だったのかも、と思います。

取り外し可能な装置からの治療で、私の症状は少しずつ良い方に向かっていきました。

悪くなることはありませんでした。5年前より随分元気になれました。

ご参考になるか分かりませんが、私の体験を書かせて頂きました。

Q7

山田先生へ

山田先生のところまで、かよえない以上、
自分で考え付くのは、
犬歯を他の歯で助けてもらう矯正しか道がないのですが。
山田先生は過敏な私の場合、どうすべきだと思われますでしょうか?
非常に重要な選択です。何卒ご回答をよろしくお願いいたします

A7

前にも書いていますが、すべての症例で歯に手をつけるのは最初にすべきことではありません。

Q8

山田先生、助けてください。死にそうです。 削られた犬歯の裏にレジンを盛る治療をしてもらったのですが、 先生の言われたとおりひどいことになってしまいました。 レジンの盛足し、削りを100回繰り返しても、失敗し、 削りすぎで、奥歯が抜けてしまうかと思うほど痛くなり、 現在は、奥歯を守るために、犬歯を相当高く盛り足しています。 (今年3月のことです。) それから、口を噛むことができません。 食事も出来ずに体重が20キロ減ってしまいました。 寝るときは、上向きで口を開けてしか寝ることが出来ず、 首痛がひどく、寝る姿勢が出来ずにほとんど眠れてません。 常時口を開けているためでしょうか、口臭がひどくなり、 歯茎がヒリヒリしています。 今では、なぜか分かりませんが、 便秘、頻尿、残尿漏れがひどくなってしまいました。 1日1日がとてもつらく、生きているのがつらいです。 1日1日症状が悪化していっています。 このような症状を診ていただけますでしょうか? お願いします。助けてください。

A8

困ったことになりましたね。 今の状態では以前お話していたスプリント療法はできません。 もちろん咬合調整などの歯に手をつける処置はできません。 スプリント療法ができるようになる状態にするためには 栄養管理、生活習慣の管理、物理療法、薬物療法などで 症状が悪いなりに落ち着く時期を待たなければなりません。 少なくとも8カ月、恐らくは12から15カ月は待たないといけないと思います。 また、この期間は症状の改善はあまり見込めないと思います。 栄養管理は内科で、薬物療法は内科、整形外科、心療内科、リウマチ科、 ペインクリニックで、物理療法の一部は歯科で受けてください。 複数の科を受診しなければ収拾がつかないかと思われます。

Q9

山田先生へ 現状が山田先生のところに通える限界の状態です。 現状で知る限り、私の症状を治せるのは山田先生しかいません。 これ以上状態が悪化すると、ひどい症状に苦しみ続けて、 死んでしまいます。 今診察をしていただかないと手遅れになってしまいます。 半年前に大学病院で歯を削られるまでは、元気だったんです。 3ヶ月は装置の調整にかかるのも承知しております。 その間に症状が悪化してくるだろうことも承知しております。 それを覚悟でお願いをさせていただきました。 他の歯医者は治療すらしていただけません。 もういくところがないです。 お願いします。私の生死は山田先生にかかっています。 助けてください。

A9

匿名希望さん 以前にご相談いただいた時とは体の状態が違っていますので、 前回提示した治療法では症状を改善できないと考えます。 危険な状態なので、ぜひ心を広く持って私のアドバイスに耳を傾けていただきたいのです。 今は口腔への処置は何もしないほうがいいのです。 必要なことは栄養管理(できれば入院して)と薬物療法です。 それだけでは症状の改善は難しいかもしれませんが、 悪化を食い止める、あるいは悪化速度を抑える目的です。 歯を削ったことの悪影響に体が慣れてくる時間を稼ぐのです。 体が慣れてきたら、その段階で治癒のための治療に挑戦できますが、 今の段階で行うと危険です。


顎関節症クリニックやまだ歯科ビルダークリニック

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